スクラッチ
今回は「変数」の見える範囲についてです。
変数には自分用・全員用の2種類がある
スクラッチで変数を作る時、見える範囲を2種類から選ぶことができます。
・すべてのスプライト用
・このスプライトのみ
誰でも見れる・書ける、「すべてのスプライト用」
「すべてのスプライト用」は、どのスプライトからも見たり、中身を書けたりする変数です。
学校の黒板や、共通ノートのようなものですね!
自分しか見れない「このスプライトのみ」
「このスプライトのみ」は、他のスプライトからは見ることも、中身を書きかえることもできません。
自分だけの秘密です。
例:ネコとサル、2つのスプライトがあります。
・ネコなまえ:「すべてのスプライト用」
・サルなまえ:「このスプライトのみ」
この場合、「すべてのスプライト用」のネコなまえはサルも見ることができます。
一方、「このスプライトのみ」のサルなまえは、ネコからは見ることができません。
どっちを使うのがいい?
慣れるまでは「すべてのスプライト用」でOK!
スクラッチを触り始めたばかりの時は、
すべてのスプライト用で作ってしまって良いでしょう。
「すべてのスプライト用」の注意点
誰でも見れる・書ける変数を一緒に使う場合は注意することもあります。
たとえば、「なまえ」という変数に、ネコが自分の名前をつけたとします。
そのあとに、今度はサルも自分の名前をつけます。
すると、次にネコが自分の名前を確認しようとすると、
「なまえ」の中にはサルの名前が入っていて、自分の名前がなくなってしまいました。
このように、誰でも見れる・書ける変数には気をつけることがあります。
*「ネコのなまえ」「サルのなまえ」と変数自体を分けてしまう方法もあります
分け方の目安
[すべてのスプライト用]
・すべてのスプライトが知っておいて良い情報
・中身を書き換える人が決まっているもの
[このスプライトのみ]
・自分しか使わない情報
・他のスプライトでも同じ名前の「変数」を使う時(例:なまえ、誕生日)
慣れてきたら、
この変数は自分だけ・みんなで使う・書く人は誰?なども考えてみてください!