スクラッチ ジャンケンゲームを作ろう。
前回は「あいこ」の判定を作りました。
今回は勝負の「勝ち」「負け」の判定です。
1. 勝ちの条件を整理しよう
動きを作る前に、まずは勝ちの条件を確認しましょう。
勝ち (数字はスクラッチ上でのジャンケンを表す値)
自分(あなたのジャンケンのかたち) | あいてのジャンケンのかたち |
---|---|
勝ちの判定には、
「自分がグー」そして「あいてがチョキ」と、
2つの条件が必要です。
このように、2つ以上の条件には演算カテゴリの「○かつ○」を使います。
この左右の枠の部分に、それぞれの条件を入れていきます。
自分のジャンケンがグーの時
あいてのジャンケンがパーの時
この2つの条件を、「かつ」で組み合わせると
となります。これで、自分がグー、あいてがチョキの時の判定になります。
同じように、自分がチョキ・パーの時の判定も作ります。
自分がチョキ・あいてがパー 自分がパー・あいてがグー
2. 勝ちの判定を追加しよう
それでは実際に勝ちの判定を追加しましょう。
追加する場所は、前回「あいこ」の判定を追加した、結果のブロック内です。
「もし〜でなければ」のブロックに変える
まず、あいこの判定で使っている「もし」ブロックを、
「もし〜でなければ」のブロックに変更します。
あいこの判定をし、もしあいこでなければ、勝ち・負けの判定するようにします。
勝ちの判定を追加する
・自分がグー、あいてがチョキ
・自分がチョキ、あいてがパー
・自分がパー、あいてがグー
この3つの組み合わせのどれかに当てはまれば、自分の勝ちになります。
このような時、それぞれの条件で「もし」ブロックを使っても良いのですが、
そうすると、とてもブロックが長くなってしまいます。
(もしをつなげ続けると見づらくなってしまう)
そんな時は、演算カテゴリの「または」を使いましょう!
[左の条件] または [右の条件] だったら・・というのに使えます。
また、「または」を2つ以上重ねることもできますので、
今回のように条件が3つあるときは、またはをつなげると3つの条件で判定ができます。
(3つの条件をつなげた)
あとは「あいこでなければ」の中に、勝ちの判定を追加します。
この時、「勝ち」でなければ「負け」なので、
この中でも「もし〜でなければ」ブロックを使います。
*勝ち・負けはブロック定義
これで勝ち・負けの判定はできました。
3. 勝ち・負けの動き
判定ができたら、勝ち・負けの時の動きを作ります。
はいけい
勝ち・負けになったら、ちょっとだけ待って、
また再びジャンケンが始まるようにします。
[勝ち] → (結果表示 *この次の回で作ります) → (ちょっと待つ) → 再びジャンケン
勝ち・負けの時は、それぞれ、「かち」「まけ」のメッセージを送り、
少し待ったら再びジャンケンを始めます。
(*メッセージは結果表示で使いますので、次回になります)
ジャンケンの中では、消えているグー・チョキ・パーのボタンを表示し直して、
ジャンケンのメッセージを送ります。
あいてのジャンケン
あいてのジャンケンは、「ジャンケン」のメッセージを受け取ったら、
再びルーレットをし始めます。
やることは「あいこ」の時と同じです。
次回、勝ち・負け・あいこの結果を表示して、ゲームとして完成させます。