スクラッチ ジャンケンゲームを作ろう
2.あいてのジャンケンを作ろう
前回は自分のジャンケンの手を出す動きを作りました。
今回はあいてのジャンケンの動きを作ります。
ジャンケンが始まると、
あいてのジャンケンはルーレットのようにくるくる回り始め、
こちらがジャンケンを出すと止まります。
1. ジャンケンのスプライトを作ろう
まずはあいてのジャンケンのスプライトを用意します。
自分のジャンケンの時と違うのは、
あいてのジャンケンは1つのスプライトで、
コスチュームをグー・チョキ・パーと切り替える点です。
2. ジャンケンルーレットを作ろう
次にジャンケンのポーズがルーレットのように切り替わる動きです。
ブロック定義で「ルーレット」を作る
まずはブロック定義で「ルーレット」を作ります。
コスチュームが切り替わる動きはこの定義の中に作っていきます。
コスチュームの切り替わる動き
コスチュームをパッパッと切り替えるのは、
「次のコスチュームにする」と「0.1びょうまつ(少しだけ待つ)」のブロックを使い、
ずっと繰り返すだけです。
3. ポン!でジャンケンを止めよう
最後に、自分がジャンケンを出したとき、
ジャンケン・・・「ポン!」の時にあいてのジャンケンも止めましょう。
まずは「はいけい」のブロックを編集
ブロック定義で「あいてのジャンケンのかたちをきめる」動きを作ります。
あいてのジャンケンは、1〜3の乱数を使い、
グー・チョキ・パーのどれかになるようにします。
そしてその値を「あいてのジャンケンのかたち」変数に入れて、
「ポン!」のメッセージを送ります。
あいてのジャンケンのかたちを決めるタイミングは、
自分のジャンケンボタンを押した時、つまり
「グーをえらんだ」「チョキをえらんだ」「パーをえらんだ」
それぞれの時にあいてのジャンケンを決めるようにします。
これではいけいの編集は終わりです
あいてのジャンケンの動きを編集
最後にあいてのジャンケンの動きを直します。
はいけいから「ポン!」のメッセージを受け取ったら、
はいけいが決めたジャンケンのかたち、「あいてのジャンケンのかたち」のコスチュー
ムに変えて、ルーレットを止めます。
この時、「ポン」という変数を作り、ポンのメッセージを受け取ったら1にします。
ルーレットが止まるようにする
先ほど作ったルーレットでは、「ずっと」繰り返しをしているため、
ポンになっても止まることはありません。
そこで、条件付きの繰り返しブロック(○○まで繰り返す)を使い、
ポンになるまで = ポンが1になるまで、繰り返すようにします。
最後に、スタート(旗が押されたら)、ルーレットをするようにすれば完成です。
これで、ポンのメッセージを受け取ったら、ルーレットも止まるようになりました。
次回は、自分とあいてのジャンケンをみて、勝ち・負け・あいこを判定します